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マジェスティックホテルのオーキッドルームでアフタヌーンティ

目次

マレーシアはイギリスに統治されていた時代があり、そのためアフタヌーンティ(Afternoon Tea)、ハイティー(High Tea)の習慣が残っています。

クアラルンプール市内でもホテルやカフェなどで提供をしているところも多いことで知られ、またローカライズされてどこか東南アジアっぽさが漂うのもエキゾチックな感じです。その中でも1度は行ってみたいのがマジェスティック・ホテル(The Majestic Hotel)のアフタヌーンティです。

マジェスティックホテルとは

1930年に創業しクアラルンプールの中でも屈指の格式と伝統を誇るマジェスティック・ホテル(The Majestic Hotel)。
ホテルの前はかなり交通量が多い道路が走っていますが、ホテル内は非常に静かで快適です。

どうしてこのような場所にあるのかと一瞬思いますが、マジェスティック・ホテル(The Majestic Hotel)はKLセントラル駅(KL Sentral)が完成する前はマレーシア国鉄のターミナル駅であったクアラルンプール駅(Kuala Lumpur)の前にあるのです。かつては人の往来の中心にあったということです。

クアラルンプールアフタヌーンティ

現在は近隣には国立モスク(Masjid Negara)や美術館、プラネタリムなどがあり、観光スポットも多いことで知られています。

マジェスティック・ホテルのアフタヌーンティ

マジェスティック・ホテル(The Majestic Hotel)のアフタヌーンティはコロニアルカフェ(Colonial Cafe)や部屋全体に蘭の花があふれるオーキッドコンサバトリールーム(The Orchid Conservatory)などでいただくことができます。

クアラルンプールアフタヌーンティ

中でもオーキッドコンサバトリー(The Orchid Conservatory)は日によっては予約が取りにくいことで知られていました。

クアラルンプールアフタヌーンティ
オーキッドコンサバトリー(The Orchid Conservatory)は蘭の鉢で囲まれた温室の中にあるのですが、そもそもスペースが広いわけでもなくテーブル数が限られているのがその理由です。

今回はまだ海外からの観光客がいないことや時期的なこともあったのかもしれませんが、週末に予約がとれたので行ってきました。
予約は2人〜でRM120(約3240円)/1人となっています。時間は15:00〜18:00まで。
予約時に支払いを完了します。

オーキッドコンサバトリー(The Orchid Conservatory)は1階(日本の2階)にあります。2階にはボールルームなどもあり、非常にゆったりと作られています。

オーキッドコンサバトリーのアフタヌーンティ

オーキッドコンサバトリー(The Orchid Conservatory)の前には専属のスタッフの方が待機しています。予約リストを持っているので、名前を伝えると中に通してもらえます。
この部屋は天井もガラスで覆われていてイメージとしては温室なのですが、蘭の生育環境に合わせた部屋なのでマレーシアの気候からすると肌寒く、やや湿気を含んだ空気となっています。
そして、部屋の壁一面に蘭の鉢が飾ってあるため、入った瞬間に蘭の香りがはっきりと匂い立ちます。
ゴージャスで贅沢な部屋ではあるのですが、主役は蘭なので、足下あたりなどに土が剥き出しになっていてどことなく植物園の中にいるような感じがします。

アフタヌーンティー流れ

この日はほぼ満席。
見た限りでは友人や親戚などと午後のひと時をゆっくり過ごすために訪れた人が多い印象でした。
オーキッドコンサバトリー(The Orchid Conservatory)のドレスコードはカジュアル(Casual)です。男性はニート・カジュアル(Neat Casual)でチノパンなどを着用しているゲストもいました。

クアラルンプールアフタヌーンティ

スタッフがテーブルに案内し、こちらの席でよいか確認をします。
着席後、紅茶のサンプルを持ってきますので、好きな紅茶を選びます。迷ったら「おすすめ」を尋ねてみましょう。

紅茶は1人1種類を選択。冷めないようにティーウォーマーの上にのせてあります。

クアラルンプールアフタヌーンティ

しばらくすると三層のティースタンドが運ばれてきます。
マレーシアやシンガポールでは、どこか中華風のティースタンドで提供されることも多いようです。

クアラルンプールアフタヌーンティ
上から順番にスイーツ、スコーン、セイボリー(サンドイッチなど)。
そして後ほど、ローカルフェイバリット(マレーシアのローカルフードをマジェスティックホテル流にしたもの)なども運ばれてきます。こちらは冷めないように保温された茶色のティフンに入っていました。
時期のせいかチャイニーズニューイヤーを意識した、マンダリンを使ったスイーツが印象的でした。

クアラルンプールアフタヌーンティ

アフタヌーンティーの時間は15時から3時間ほど。落ち着いた雰囲気の中でゆったりとした時間が過ごせます。

東南アジアの国マレーシアは活気にあふれ首都クアラルンプールは賑やかな街なのですが、またそれとは違う表情が楽しめるのが魅力です。

zushi_marina

マレーシア在住のライター逗子マリナです。 観光や生活、ちょっとした風景などを気ままに書いていきます。