直径20c以上!柑橘の王様!?マレーシアのポメロをむいてみた

中華系の新年チャイニーズ・ニュー・イヤー(Chinese New Year)に欠かせない、縁起物の一つとして知られているのが柑橘系の果物です。
毎年、新年が近づくといろいろなところで蜜柑(みかん)が販売され、会う人に渡したり、もらったりする習慣があります。
諸説ありますが、福を回す、あるいは蜜柑の中国語の発音が「金」と似ているから、などと言われています。

蜜柑ではなく、吊り下げられて売られている巨大な柑橘系がポメロ(Pomelo)です。
日本の文旦(ぶんたん)によく似ていると言われているこの大きな柑橘ですが、とにかく皮が厚い。
数センチもあって、なかなか実に辿り着けません。
しかし、きれいに剥けたポメロは黄金色に輝き、縁起物と言われるのもよくわかります。

今回はそのポメロを剥くところをご紹介します。

ポメロは吊り下げられて売られているのをよく見かけます。そして、産地の一つであるイポー(Ipoh)ではポメロ屋台が並ぶ販売所まであります。
クアラルンプールでもスーパーやフルーツショップ、屋台などでもぶら下がって売られています。

ポメロpomelo食べ方むきかた

今回にポメロはいつも買っているところで、1玉RM20(約540円)でした。

それではさっそく剥いてみます。

ポメロpomelo食べ方むきかた

ポメロpomelo食べ方むきかた

このポメロは直径20cmぐらい。
まずは上の部分を実が見えるギリぐらいまで水平にカットします。
次にケーキカットのように切り込みを入れていきます。

花びらのような感じで真ん中に指を入れて剥いていきます。このあたりは、本当にみかんと一緒です。
皮は自体はふわふわでやわらかいのですが、実離れがやや悪いです。

ポメロpomelo食べ方むきかた

房だけになると、ひとまわり大きめの夏みかんぐらいに。
10cmぐらい……ということは半分は皮!

ポメロpomelo食べ方むきかた

さて、房から実を取り出していきます。
光が当たると黄金のようで、確かに縁起物といった感じがしてきます。
実が9cmぐらい。やはり大きいです。

ポメロpomelo食べ方むきかた

盛り付けてみました。
皮を剥いて半分ぐらいになったとはいえ、高さ15cmほどのすり鉢状のガラス容器にたっぷり入りました。

味はジューシー!というほどではないのですが、柑橘系の甘みと酸味がぎゅっと詰まっています。
1人で食べるなら食後のデザート2〜3回分ぐらいです。

実はマレーシアに来てポメロを買って初めて剥いた時はなんとここまでに30分ぐらいかかってしまいました。
また房をや筋がなかなかとれず苦労しました。

最近はスーパーなどですでにカットフルーツとして売っていることもあります。
高級フルーツと言っていいのかわかりませんが、柑橘類を堪能したいならおすすめです!

zushi_marina

マレーシア在住のライター逗子マリナです。 観光や生活、ちょっとした風景などを気ままに書いていきます。