イポーのもやし
マレーシア半島側で食の都と呼ばれるところは多く、ペナン島、マラッカなどがあります。例えばラクサなどでも「ご当地」ものがあります。
日本からでは知名度が低いのですが、国内で人気が高いのがイポー(Ipoh)。
クアラルンプールからは北へ約200kmに位置します。
駅前から街の中心部(旧市街)にはイギリス統治時代の白亜の建物が残り、第二次大戦中は日本のスパイが住んでいた(!?)とされる、MIKASA写真館があったりと、なかなかおもしろい街です。
そして、グルメの街としても知られています。
中でも本当にここだけでしか食せないのが「イポーのもやし」です。
マレーシアでもさまざまな料理に使われているもやしですが、イポーのもやしは、スーパーやマーケットでも売られている、もやしや大豆もやしとはちょっと違います。
こちらがイポーのもやし。
短くてぷくっとしています。
水分をたっぷり含んだジューシーなもやしは茹でてもしなしなになりません。
かすかな甘みもあって、一度食べるとわかるのですが、他のもやしとの違いは歴然です。
ただしクアラルンプールまでは滅多に届きません。
こちらはビレッジグローサー(Village Grocer)のもやしコーナーで購入しました。
このようなプラカップにふわっと入れてられています。
常に入手できるわけではありませんが、見かけたらぜひ試してみてください。
一度食べると、他のもやしには戻れない……かもしれません。