【マレーシア的観光スポットシリーズ:04】メインはヘビばっかりなDeerlandという動物公園
こんにちは!逗子マリナです。
マレーシア国内を旅していると、気になるのが観光地のアトラクション。まず目を引くのが東南アジア感漂う色使いと造形物。
サービス精神旺盛(なの?)なマレーシアのアトラクションに気のむくまま入ってみたレポートです。
ディアランド(Deerland)
今回はちょっと前置きが長いです。
3年ほど前、取材で象の保護区(Kuala Gandah National Elephant Conservation Centre)に行きました。かなりよい体験ができたのですが、なにしろ山の中にあるので、気軽に行くというにはハードルが高めのロケーションです。クアラルンプールからは渋滞なしで高速で1時間半なのですが、個人で行くとなると車のみだと思います。今はツアーもあるようです。
その帰り道のことです。ディアランド(Deerland)と書いてある看板を見つけました。距離にして2kmほどでしょうか、車を運転して一度は通り過ぎたのですが気になって戻ってみました。
実はディアランドは5年以上前まで、マレーぐまと触れ合えるとのふれこみで話題となっていました。
しかし許可をとってなかったこと(マレーぐまは保護対象の動物)、また動物虐待に近い環境で飼育されていたことなどから、当局に保護されてしまったのだとか。
現在この環境において、どのような動物がいるのか興味があるので約半年後に改めて訪れてみました。
鹿園だけあって、園の入り口にもDeerlandの看板が。よく見ると鹿のレリーフと共に、開園当時の名残りを思わせるマレーぐまがいます。
そしてもう一つ。よく見るとこの看板にはヘビもいます。このヘビについての詳細は後述します。
入園料RM10(約259円)。その後鹿用の餌を渡されます。それを持って中に入ると、いきなりメインの鹿がいます。つぶらな瞳とは全く関係のないその旺盛な食欲。手持ちの餌がなくなると、それがわかるのか、さっさとその場からいなくなりました……。
鹿を後にして、順路に沿ってどんどん歩いていきます。
と大きなニシキヘビを持ったスタッフのお兄さんが登場。「これ首にかけて撮影したら別料金?」と警戒しましたが、入園料「込み」。
お兄さん「首にかけてあげるよ〜」とヘビをかけてくれるのですが……さすがヘビです。ゆっくりと体をくねらせ締めてきそうになりました。
このような場所に出るヘビというのは、事前にお腹いっぱい餌を与えておいてから来園者と触れ合うのだそうですが、本能が勝ってしまったのでしょうか。
その後、他の動物も見たと思うのですが、こうして写真を見返してみると、ヘビと爬虫類ばかりです。ゲッコー(Gecko=ヤモリ)類はとてもかわいらしくて、飼ってみたくなりました。
全く動かないのでオブジェかと思ったら、脇腹が呼吸しているのでひくひくと動いていました。
水槽に外側に垂れ下がっているヘビも持ってOK。
最初にちゃんと鹿もいたのですが、来園者はここまで来るうちに、その存在をすっかり忘れている印象です。というのも、あのニシキヘビのエンカウント&グリーティング以降、ほぼ爬虫類だけになってしまうからです。
完全に鹿園ではなく爬虫類園。数から言っても間違いないでしょう。
最後になぜか鶏が飼育されていたのですが、ちょっと嫌なことを考えてしまいました……。
■ディアランド(Deerland)
住所:Bukit Rengit road, Lanchang, 28500, Pahang