【マレーシアのモスク巡り:02】東海岸の街クアンタンの美しいスルタン・アフマド・1世モスク
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イスラム教を国教とするマレーシアには、国内の至るところに礼拝所モスクがあります。英語でモスク(Mosque)、アラビア語ではマスジド(Msjid)と表記します。
宗教施設ですが、異国情緒たっぷりの美しさとその壮大さから、観光スポットとしても人気となっています。
マレーシアのモスクといえばクアラルンプール郊外のシャー・アラム(Shah Alam)のブルーモスク(Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah)、プトラジャ(Putrajaya)のピンクモスク(Masjid Putra /Putra Mosque)が知られています。
そして国内には多くの素晴らしきモスクがあります。不定期ではありますが、私が訪れたマレーシアのモスクをご紹介していきたいと思います。
スルタン・アフマド・1世モスクモスク(クアンタン)
美しい海岸線が続くことで知られるマレー半島東側イーストコースト。ビーチリゾートだけではなく、ちょっとしたローカルビーチも美しく、また人もほとんどいなかったりと贅沢な気分を味わえるのが特徴。
マレーシア最大級の面積を誇るパハン州クアンタン。クアラルンプールのある西側とはまた違い、のんびりとした海辺の町の風情が漂います。
クアンタンの町の中心部でひときわ目を引くのが美しいオスマン・ムーア様式のパハン州立スルタン・アフマド・1世モスク(Sultan Ahmad I Mosque/Sultan Ahmad Shah State Mosque)です。
1890年にパハン州の王であったスルタン・アフマド・アル・ムアザム・シャーにちなみ、その名が冠せられました。
スルタン・アフマド・1世モスクモスクの拝観について
モスク内部の拝観は可能となっています。
が、一般公開されているモスクなどにある専用のツーリスト用ローブカウンターというものはありません。
ローブは借りられますが、まずはレジストレーションが必要となります。モスク正面入り口(サッカーフィールド側)の左側に受付があります。
そこで拝観を希望する旨を伝えます。クアラルンプールなどで内部見学をする時とはやや勝手が違うので注意が必要です。というのも時間帯によっては受付に誰もいないことがあるからです。
拝観フローはこのような感じになります。
スタッフに声をかける→拝観希望を伝える→住所、名前などを記帳→ローブを借りる→帯同するスタッフと共に拝観。
モスクの見学ルート
パハン州最大級の大きさを誇るスルタン・アフマド・1世モスクモスクの最大の見所はその外観。マレーシア国内でもその美しさで知られています。
基本的にスタッフの方が帯同してくださいます。説明以外にも写真撮影を申し出てくださったりと、とても親切でした。
見所は直径50mの礼拝所のドーム(Dorm)と最大礼拝人数8000人の礼拝所。また美しいステンドグラスを兼ね備え、床の大理石に反射している様はのんびりとした中にも厳かな雰囲気が感じられます。
モスクの装飾にはステンドグラスが使われていることも多く、その美しさも必見です。
また周囲に高い建築物がないため、その美しさが映えます。南国の鮮やかな青空と同化したモスクの全景を撮影ベストスポットは、モスクの前に広がるパダンMPK(Padang MPK2)フィールドです。
【基本情報】
施設名:スルタン・アフマド・1世モスク(Sultan Ahmad I Mosque/Sultan Ahmad Shah State Mosque)
住所:Jalan Mahkota, Kompleks Pentadbiran Kerajaan Negeri Pahang, 25000 Kuantan, Pahang
拝観時間:8:00-12:00、15:00-16:00、17:30-18:00(土曜〜木曜)
※拝観時間についてはモスク内に「金曜以外」との表記あり。